更新日        2020.07.03

 



ホームページの紹介


 このHPは、富士フイルム(株)で、①銀塩写真感光材料、②固体撮像素子の高感度化

の研究開発に携わり(「写真感度の向上に関する研究開発40年の歩み」、

現在千葉大学大学院で、③素粒子研究の原子核乳剤の設計、④写真産業の技術革新史

をテーマに研究している高田俊二のページです。

①~⑥の報告にリンクできる6っの部屋を用意してあります。

 プロフィール

1971年 東北大学大学院物理修士修了、同年富士写真フイルム(株) 足柄研究所に入所    

2000年 工学博士(東京工業大学)

現在 千葉大学大学院客員教授、(一社)日本写真学会フェロー・監事、米国IS&Tフェロー

元 富士フイルム(株)フェロー、元 日本写真学会会長 


1. 銀塩写真感光材料室


銀塩写真感光材料室 

nm~μm のハロゲン化銀AgX微粒子をゼラチンに分散させた写真乳剤をフィルム支持体に塗布した

銀塩写真感光材料に関して、物性・感光機構・材料設計などを解説する部屋です。

①解説として「改訂・写真工学の基礎 銀塩写真編」(写真学会編)を紹介

②学位論文「AgX物性と感光の基礎研究と感光材料への応用」を紹介

③「イオン伝導と空間電荷層の研究」の総説を紹介

更に、④構造粒子、⑤超高感度フィルム、⑥超硬調画像、⑦共同研究者の研究を紹介


2. 有機CMOS素子室


有機CMOS素子室 

銀塩写真技術を固体撮像素子に応用した有機CMOS撮像素子や

フィルムエレクトロニクス材料に適用した開発例を紹介します。

①固体撮像素子やフィルムエレクトロニクス応用例のニュースを紹介

②BGRに感光する有機膜3層積層型CMOS素子の学会報告を紹介

 ③有機膜とSi素子を併用するハイブリッドCMOS素子の試作例を紹介

 ④パンクロタイプ有機CMOSによる微細画素化とワイドダイナミックレンジ化を紹介

 更に、ウェブマスターの略歴を紹介


3. 素粒子原子核乾板室


素粒子原子核乾板室 

Powellのノーベル賞で始まった原子核乾板による素粒子研究は、

名古屋大の自動飛跡解析で新たな発展期を迎えています。

この部屋では原子核乾板の乳剤設計に関して解説します。

①高空間分解能の三次元検出器である原子核乾板を紹介

②基礎研究者の自前開発をサポートする乳剤設計を紹介

 ③名古屋大の暗黒物質研究の提案に沿う低速粒子飛跡の考察を紹介

 ④印刷用の超硬調画像法をレビュー、飛跡S/N比向上の考察を紹介

 ⑤ポジ画像形成法をレビュー、現像による飛跡補力法の考察を紹介

 ⑥近代乳剤の高性能化に寄与した構造粒子に関するレビューを紹介

 更に、ウェブマスターの表彰関係を紹介します


4. 写真産業技術史室


写真産業技術史室 

写真はフランス・イギリスで発明され、欧州で写真産業が生まれた。

米・コダックEastmanの大衆化とポラロイドLandのその場可視化で発展し、

デジタル写真では日本の産業となった。現在に至る技術革新史を概説する。

①フジカラー開発の歴史(新経営研究会「イノベーションの軌跡シリーズ」)

②写真産業の技術革新史 その1-「乳剤時代の幕開けと感光材料の工

③写真産業の技術革新史 その2-「乳剤高感度技術と写真・映像の大衆化」

④写真産業の技術革新史 その3-「写真のその場可視化と画像コミュニケーション」

⑤写真産業の技術革新史 その4-「動画産業の創成とそのデジタル化」

⑥写真産業の技術革新史 その5-「X線画像診断法の確立とデジタル化 

⑦写真産業の技術革新史 その6-「印刷写真製版のアートからシステム化」


5. (一社)日本写真学会の部屋


大正15年設立の日本写真学会は2016年に90周年を迎えました。本会は、

「基盤技術の深耕と写真技術の新分野展開と写真文化の裾野拡大」を

目指しています。そのために、

①高度情報通信社会に技術展開するアンビエント技術および画像部会、

②デジタルアーカイブを含む画像保存部会、

③現在の産業を支える画像入出力部会

 ④裾野を拡げる写真文化拡大部会の活動を行っています。

 更に、原子核乾板の科学写真研究会、天体写真研究会および写真好きの会

など多彩な活動を行っています。

「日本写真学会のあけぼの-大阪有志の会「寫眞科學會」の会報」を紹介

 写真産業史:「日本発・世界初のカラー写真集」-ベアトと金弊の「横浜写真」-

 


6. 写真に関する情報の部屋


① 中崎昌雄氏の論文集

② 大石恭史氏の論文集


学会発表・Topics


2019.11.01  画像関連学会連合会第6回秋季大会

      写真産業の技術革新史 そのⅥ -グラフィック・アーツからシステムへの変遷     千葉大学 高田俊二


2019.09.25  日本オプト・メカトロニクス協会(於、機会振興会館)

      有機膜積層型CMOS撮像素子に関するレビュー                    千葉大学 高田俊二


2019.07.05  日本写真学会年次大会(於.千葉大学)

      画像の高付加価値化を考える その1 ーベアト写真と辿る「小田原・箱根・富士」  千葉大学 高田俊二


2019.03.24   第33回固体飛跡検出器研究会(於.名古屋大学)

      写真産業の技術史の視点から見た原子核乾板への期待                     千葉大学 高田俊二


2018.11.15  画像関連連合会秋季大会(於:京都工芸繊維大学)

      写真産業の技術革新史 そのⅤ -X線画像診断法の確立とそのデジタル化-     千葉大学 高田俊二


2018.06.20  日本写真学会年次大会(於:千葉大学)

       草創期のカラー写真「山端祥玉が写した16mmフィルム」             千葉大学 高田俊二


2018.06.20  日本写真学会年次大会(於:千葉大学)

       粒子内部に構造欠陥を含むハロゲン化銀乳剤の調製                千葉大学 高田俊二、久下謙一


2017.12.02  画像関連学会連合会秋季大会(於:京都工芸繊維大学)

                 写真産業の技術革新史 その4 -動画産業の創成とそのデジタル化-        千葉大学 高田俊二


2017.06.20  画像関連学会連合会合同年次大会(於:東京一ツ橋講堂)

                 溶解物理現像による放射線飛跡の補力 -反転現像と拡散転写法のレビュー-         千葉大学 高田俊二、久下謙一


2017.02.15    原子核乾板技術研究発表会(於:名古屋大学理学部)

          印刷製版感光材料における超硬調画像形成法 -電離放射線の飛跡検出のS/N比向上-  千葉大学 高田俊二、久下謙一


2016.11.18   画像関連学会連合会秋季大会(於:京都工芸繊維大学)

                   日本写真学会のあけぼの-大阪有志の会「寫眞科學會」の会報             千葉大学 高田俊二


2016.06.09  日本写真学会年次大会(於:東京工業大学)

      低速粒子飛跡の高感度検出に関する考察-低温Triboluminescenceの観察から      千葉大学 高田俊二、久下謙一 


2015.11.20   画像関連連合会秋季大会(於:京都工芸繊維大学)

          写真産業の技術革新史 その3-写真のその場可視化と画像コミュニケーション-  千葉大学  高田俊二 


2015.06.19  第一回国際ICAI会議(於:東京一ツ橋講堂)

      Design of photographic emulsion to detect ionizing radiation tracks : Detecting ultra-short tracks with an ultra- 

                      fine grain emulsion,                        Chiba University,  Shunji TAKADA and Ken'ichi KUGE


2014.11.       画像関連連合会秋季大会(於:京都工芸繊維大学)

        写真産業の技術革新史 その2-乳剤高感度化技術と写真・映像の大衆化                   千葉大学 高田俊二